「子どもが嫌がっているけど、
ここは我慢させた方がいいのかな…?」
子育てをしていると、
こんなふうに迷う場面はたくさんあります。
でも実は、
「イヤ」と言っていいことを伝えることは、
性教育のとても大切な土台のひとつです。
目次
「イヤ」を伝える力は、生きる力
性教育というと、
体の話や思春期の話を思い浮かべがちですが、
私が大切にしているのは、
自分の気持ちに気づき、表現する力です。
「イヤ」と言えることは、
わがままになることではありません。
- 自分の体や心を守る力
- 無理をしすぎない力
- 人との関係を大切にする力
これらにつながっていきます。
小さな「イヤ」を大切にする
乳幼児の「イヤ」は、
言葉ではなく、しぐさや態度で表れることも多いですよね。
- 顔を背ける
- 体をこわばらせる
- 泣く、嫌がる
そんなサインが出たとき、
「ちょっと待ってみようかな」と立ち止まること。
それだけでも、
「あなたの気持ちは大切だよ」というメッセージになります。
全部を叶えなくてもいい
「イヤと言っていい」と伝える=
全部を許すことではありません。
たとえば、
・危険なこと
・命や健康に関わること
こうした場面では、
大人が守る判断をすることも必要です。
そのときに大切なのは、
「ダメだから」ではなく、
「大切だから守りたい」という理由を添えること。
子どもは、
“否定された”のではなく
“守られた”と感じやすくなります。
日常でできる、伝え方のヒント
今日からできる、ほんの一例です。
- くすぐる前に「やってもいい?」と聞く
- 嫌がったら「教えてくれてありがとう」と伝える
- スキンシップを断られても、気持ちを尊重する
こうした積み重ねが、
「自分の気持ちを伝えていいんだ」という安心につながります。
うまくできない日があっても
忙しい日、余裕がない日、
つい流してしまうこともありますよね。
でも、あとから
「さっきはごめんね」と伝えることも、立派な性教育です。
親が自分の気持ちや行動を振り返る姿は、
子どもにとって大きな学びになります。
最後に
「イヤ」と言える力は、
誰かを傷つけるためのものではなく、
自分と相手を大切にするための力です。
家庭の中で、少しずつ。
完璧を目指さなくて大丈夫。
一緒に考え、育てていけたら嬉しいです。

